人気ラッパー、タイラー・ザ・クリエイター(Tyler, The Creator)が、約3年ぶりとなる通算7枚目のスタジオアルバム『CHROMAKOPIA』を2024年10月28日にリリースすると発表しました。この発表に先立ち、彼のSNSアカウントで公開された謎めいたティーザー映像が、ファンの間で大きな話題を呼んでいます。
ティーザー映像には「1. st chroma」というタイトルが付けられ、タイラー本人と思われる仮面を被った人物が黒服の集団を率いて砂漠を行進するという不穏かつダークな映像が収められています。この映像は瞬く間にSNSで拡散され、Instagramで3000万回再生、YouTubeで200万回再生、Xで580万回再生を記録しました。
現時点では、新アルバム『CHROMAKOPIA』のトラックリストや客演アーティストなどの詳細情報は明らかにされていません。しかし、アートワークからタイラー自身が作詞・作曲、プロデュース、アレンジを手がけていることが明らかに。
“CHROMAKOPIA”というタイトルは、色彩を意味する“Chroma”と、ギリシャ語で“豊かさ” や“多様性”を意味する“copia”を組み合わせた造語と推測されます。これは、タイラーの音楽的多様性や表現の豊かさを示唆している可能性があります。
デビュー以来、そのサウンドと表現を常に進化させてきたタイラー・ザ・クリエイター。初期のアグレッシブなホラーコア的要素から、近年は、より洗練されたジャズやソウルの影響を受けた作品へと変化しています。新作『CHROMAKOPIA』では、これまでの経験をどのように昇華させるのか、ファンの期待が高まっています。
アルバムの特設サイトでは、マーチャンダイズ付きのCD/アナログ盤商品のプリオーダーがスタート。また、各種音楽ストリーミングサービスでも、アルバムのプリセーブ/プリアドが可能となっています。