ロンドン出身のシンガーソングライター、Jamilah Barry(ジャミラ・バリー)の最新EP『Full Circle』が、UK R&B/ソウルシーンで大きな反響を呼んでいます。
グイネアにルーツを持つ彼女は、ロンドンとリーズで育った経験を音楽的な糧とし、R&B、ソウル、ポップ、そしてアフロビートまでを織り交ぜた独自の音楽性を確立してきました。
2018年にデビューアルバム『Salix Babylonica』でシーンに登場し、これまで着実にキャリアを重ねてきたJamilah Barry。彼女の音楽は、ソウルやR&Bを基調としながらも、ジャズ、ヒップホップ、さらには近年ではアフロビートやUKドリルの要素まで取り入れた多面的なアプローチが特徴です。
Jamilah Barry(ジャミラ・バリー)転機となる最新EP『Full Circle』
2024年10月18日にリリースされた最新EP『Full Circle』は、Jamilah Barryの音楽キャリアにおける重要な転換点を示す作品。全10曲、約30分に及ぶこの作品には、Marco BernardisやP2Jといった実力派プロデューサーが参加しています。UKガレージやグライムの要素を取り入れながら、アルテやボサノバといったグローバルな音楽性も融合させた野心的な作品に仕上がりに。
収録曲「The Love Is Gone」や「F*ck It (On-1)」は、ストリーミングプラットフォームで高い再生回数を記録。特にSpotifyでは月間20万人以上のリスナーを魅了し、その影響力は着実に拡大しています。
Jamilah Barryの魅力は、その音楽性だけでなく、深い洞察力に満ちた歌詞にも表れています。自身の経験や社会的な問題への考察を織り込んだ歌詞は、多くのリスナーの共感を呼んでいます。特に『Full Circle』では、7年にわたるパートタイムで働きながらの音楽活動を経て、アーティスト活動に専念すると決意した彼女の成長が色濃く反映されています。
Jamilah Barry(ジャミラ・バリー)今後の展開
2025年には、初のヨーロッパツアーを含むUKツアーも予定されており、ライブパフォーマンスを通じたファンとの直接的な交流にも意欲を見せています。様々な音楽的要素を取り入れながら、確固たる個性を確立しつつあるJamilah Barryは、現代のUKソウルシーンを代表するアーティストとして、今後さらなる飛躍が期待されています。