Nectar Woode(ネクター・ウッド)『Naturally』——ソウルの新星が、自分の音楽で道を切り拓く

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Nectar Woode(ネクター・ウッド)は、イングランド・ミルトン・キーンズ出身のソウルシンガー兼プロデューサー。

ガーナ人の父とイングランド人の母のもとに育った彼女は、二つの文化の間で形成されたアイデンティティは、そのまま音楽の核になっている。そんな彼女が2026年6月26日にデビュー・ミックステープ『Naturally』をリリースする。

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Nectar Woode とはどんなアーティストか

Nectar Woodeは、ロンドンの音楽大学・ICMPでクリエイティブ・ミュージシャンシップを学んだ後、オープンマイクやインプロ・ナイトでキャリアをスタートさせた。2023年にCommunion Records(現在はSince 93 / RCAに移籍)と契約し、シングル「Good Vibrations」をリリースすると、わずか1ヶ月でSpotifyの再生数が100万超えを記録。

その後も2024年のEP『Nothing To Lose』、2025年の『Head Above Water』、同年7月の『it’s like I never left』と作品を重ね、聴くたびに評価が塗り替えられていく。

Elton Johnは自身のApple Musicの番組で彼女をNina Simoneになぞらえ、BBCラジオ1・2・6 Musicは揃って支持を表明。Jools Hollandのテレビ番組、Glastonbury、Joy Crookesのサポートアクトとしてロイヤル・アルバート・ホール——たった数年で、UKの次世代ソウルを語るうえで避けて通れない存在に。

音楽の軸はネオソウルだが、ジャズ、R&B、西アフリカの要素が自然に交差していて、Erykah BaduやD’Angeloと比較されることも多い。


デビュー・ミックステープ『Naturally』について

全9曲収録のデビュー・ミックステープ『Naturally』のテーマは「内面の平和」と「感情を正直に受け止めて前へ進むこと」

Nectar本人は「このプロジェクトは、過ち・苛立ち・頭のなかの騒がしさ・恋愛・自己愛を探求するもの。”Naturally”というタイトルは、そのすべてのテーマを率直に表している」とコメント。

作品は「暗いエネルギーと疑念」から始まり、受容と幸福へ向かう構成になっていて、タイトル曲「Naturally」がラストを締めくくる。疑念から始まり、自己受容で終わる。そのアーク自体が、彼女の言葉よりも雄弁にテーマを語っている。

もう一つ、見逃せないのが収録曲「Wine into Water」にElton Johnが参加していること。リリースに合わせた欧州ヘッドライナーツアーの初日・ロンドン公演は告知から2日でソールドアウトし、音楽好きの間ではすでに2026年最注目の新譜として名前が挙がっている。


おすすめ3曲

Lights Off

2026年2月リリースのシングルで、BBCラジオ1のホッテスト・レコードに選ばれた一曲。BenzaとGrammがプロデュースを担当。

Nectarは「他人の意見が常に頭のなかを占領して、自分の選択や生き方に影響を与えていた時期に書いた曲。一緒にいたい人がいるけれど、雑音をかき消さなければならない——”ライトをオフにする”、つまり他人の声を消すことについてのラブソング。」と語っている。

ざらりとした質感の音とベルベットのような声が絡み合い、これまでのリリースよりもダークでグリッティな雰囲気が漂う。内省的でありながら、どこか抑制がきいていて息苦しくない。彼女の新たな一面が静かに顔を出す、まず最初に聴いてほしい一曲だ。


Stick Fight

2025年11月リリースのシングル。Dom ValentinoとJay Flewとともにサフォークのライティングリトリートで生まれた曲で、Nectarはこう説明する。「自分の内なる声と、自己批判という名の頭のなかの無意味な戦いについての物語。それをいかに簡単に静められるかを示したかった。踊って、歌って、髪を振り乱してほしい」

「Lights Off」が内省的な夜の曲だとすれば、これは昼間のグルーヴだ。ネオソウルにインディーポップの軽やかさが加わり、気づけば体が動いている。ネガティブな自己対話を蹴散らすような明るいエネルギーが、曲全体に満ちている。


Naturally

ミックステープのタイトル曲であり、クロージングトラック。作品全体の感情的な旅の終点を担う一曲。

「今の自分の場所と、自分が経験してきたことを受け入れ、愛する人とともに未来を楽しみにする感覚。」——彼女自身のこの言葉が、曲の本質をそのまま語っている。サウンドは温かく、おだやかで、「温かいハグ」と本人が表現するのも自然と頷ける。それまでのトラックで積み重ねた感情が、ここへ来てようやく、静かに解けていく。


まとめ

Nectar Woodeは、流行を追わない。トレンドに乗ろうとしないのに、確実に時代の空気を捉えている。

自分の声を信じ、自分の物語を歌い続けることで、いつの間にか多くの人の物語と重なっている——そういうアーティストだ。Elton Johnに称えられ、Jools Hollandに呼ばれ、ロイヤル・アルバート・ホールに立ちながら、それでも音楽の芯はぶれない。デビュー・ミックステープ『Naturally』は、そんな彼女の姿勢が凝縮された一枚になるはずだ。

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