アイルランドの実力派ロックバンド、Inhaler(インヘイラー)が待望の3rdアルバム『Open Wide』を2025年2月7日にリリース!全13曲を収録した本作は、著名プロデューサーのKid Harpoonを迎え、バンドの新たな音楽的進化を印象づける意欲作となっています。
Inhaler(インヘイラー)バンドの軌跡
2012年にダブリンで結成されたInhalerは、ボーカル&ギターのElijah Hewson(イライジャ・ヒューソン)、ベースのRobert Keating(ロバート・キーティング)、ギターのJosh Jenkinson(ジョシュ・ジェンキンソン)、ドラムのRyan McMahon(ライアン・マクマホン)による4人組。
2019年のシングル「Ice Cream Sundae」でメジャーデビューを果たして以来、確実にその実力を磨き上げてきました。
デビューアルバム『It Won’t Always Be Like This』(2021年)と2ndアルバム『Cuts & Bruises』(2023年)は、英国とアイルランドのチャートで1位を獲得。その成功を経て制作された『Open Wide』は、バンドの更なる成熟を示す作品として注目を集めています。
Inhaler(インヘイラー)アルバム『Open Wide』音楽性の進化と深化
本作では、従来のギター主体のサウンドを基調としながらも、新たな音楽的挑戦が随所に見られます。リードシングル「Your House」では、ゴスペルコーラスとグラムロックの要素を取り入れ、シンセサイザーを効果的に用いた革新的なアレンジを展開しています。
アルバムの収録曲たち:
- Eddie In The Darkness – 重厚なギターアンセムで幕を開ける
- Billy (Yeah Yeah Yeah) – エレクトロポップ要素を取り入れた意欲作
- Your House – グラムロック要素とゴスペルコーラスが融合
- A Question Of You – 心揺さぶる陶酔的なメロディ
- Even Though – 80年代テイストのダンスナンバー
- Again – 繊細な感情表現が光る
- Open Wide – バンド史上最高傑作との呼び声高い表題曲
- All I Got Is You – 優しさに満ちた印象的なバラード
『Open Wide』の最大の特徴は、フェスティバル向けの壮大なサウンドを保ちながら、より繊細な感情表現を織り込んでいる点です。特にタイトル曲「Open Wide」は、スタジアムロックの要素を効果的に取り入れ、バンドの新境地を示しています。
また、「Still Young」や「A Question of You」といった楽曲では、激しさの中にも親密さを感じさせる演奏で、観客との一体感を重視した作風となっています。クロージング曲「Little Things」まで、その高いエネルギーレベルは一貫して保たれています。
Inhaler(インヘイラー)今後の展開
アルバム『Open Wide』のリリースに伴い、2025年6月には来日公演が決定しているInhaler。ライブパフォーマンスに定評のある彼らが、新作の楽曲群をどのように演奏で昇華させるのか、大きな期待が寄せられています。
『Open Wide』は、CDとアナログレコードの両形態でリリースされ、特別版のアナログレコードも発売。48分という演奏時間の中に、バンドの野心的なサウンドメイキングが凝縮された本作は、間違いなく2025年の洋楽シーンを代表する作品のひとつとなるでしょう。