Ravyn Lenae(レイヴン・レネー)セカンド・アルバム『Bird’s Eye』|シカゴR&Bの新星が到達した自己信頼の境地

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Ravyn Lenae(レイヴン・レネー)は、シカゴ出身のR&Bシンガー・ソングライター。プロデューサー集団 Zero Fatigue の一員としても知られ、エモーショナルなヴォーカルと洗練されたソウル・サウンドで、米国インディーR&Bシーンの最前線を走り続けるアーティストだ。

2015年のデビューEP『Moon Shoes』でその才能を世に知らしめ、2022年のデビュー・アルバム『Hypnos』では PitchforkとNPRが選ぶ年間ベスト・アルバムに選出されるなど、批評家からも高い支持を獲得。そんな彼女が満を持して届けるセカンド・アルバムが、『Bird’s Eye』(2024年8月9日リリース)だ。

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「自己信頼」と「直感」へ回帰した作品

プロデューサーには、グラミー賞受賞歴を誇る DJ Dahi をエグゼクティブ・プロデューサーに迎えた本作。Ravyn Lenae 自身は、このアルバムについてこう語っている。

「『Bird’s Eye』は、自己信頼と屈託のない直感の場所に戻ることを意味すると同時に、私がここにたどり着くまでに通ってきた道と曲がり角を認めている。自分のアイデンティティの最も基本的な部分を見直すことで、それらを完全に受け入れ、自分の進む道を誇りに思うことができるようになった」

デビュー・アルバムで確立した独自の音楽世界をさらに深化させ、内省と自己肯定の旅路を全12曲で綴った意欲作だ。


先行シングル2曲が示すアルバムの核心

アルバムに先駆けてリリースされた先行シングル 「Love Me Not」「Love Is Blind」 は、本作のテーマを象徴する2曲として注目を集めた。

「Love Me Not」 は、誰かを強く求めながらも「依存」という概念そのものに抗う、矛盾と葛藤に満ちた関係を描いた楽曲。大胆なクロスオーバー・ポップのサウンドが、感情の揺れ動きを鮮やかに表現している。

一方 「Love Is Blind」 は、過去の恋愛を振り返りながら後悔と自己成長への希望を同時に歌い上げる。ソウルとエアリーなR&Bを融合させたアプローチが、リスナーの心に静かに染み渡る仕上がりだ。


注目曲:Childish Gambino との共演「One Wish」

全12曲の中でもとりわけ注目を集めるのが、Childish Gambino(チャイルディッシュ・ガンビーノ)とのコラボレーション曲「One Wish」。滑らかで温かみのあるキーボード、切なげなギター、天使のようなバッキング・ヴォーカルで構成された幽玄なインストゥルメンタルをバックに、Ravyn Lenae が父親との複雑な関係を率直に掘り下げた楽曲だ。アルバムの中でも、彼女の個人的な内面が最も深く刻まれた一曲と言えるだろう。


アルバム情報

項目詳細
アーティストRavyn Lenae(レイヴン・レネー)
アルバム・タイトル『Bird’s Eye』
リリース日2024年8月9日
エグゼクティブ・プロデューサーDJ Dahi
収録曲数全12曲
主な収録曲「Love Me Not」「Love Is Blind」「One Wish」(feat. Childish Gambino)

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