インディーロックシーンで注目を集めるPom Pom Squadが、2年半ぶりとなる最新アルバム『Mirror Starts Moving Without Me』を10月25日にCity Slang Recordsからリリース!
2021年のデビュー・アルバム『Death of a Cheerleader』で鮮烈な印象を残したバンドは、最新アルバム『Mirror Starts Moving Without Me』で既存の枠にとらわれない大胆なアプローチを見せています。フロントパーソンのMia Berrinによると、アイデンティティの限界を探りながら、それを閉じ込める壁を打ち破るような意欲作になったとのこと。
先行シングル「Spinning」で自己との対峙を表現
アルバムのリリースに先駆けて先行公開されたシングル「Spinning」は、過去のトラウマと向き合い成長する過程を描いた楽曲。クランチなギターサウンドと共に響き渡るアンセミックなコーラスが印象的な仕上がりに。
Mia Berrinは「Spinning」について以下のように語っています。
「この曲は、過去の辛い記憶とそれが私の未来をどう形作ったかを理解しようとしていた時期を表現しています。それらを受け入れることで、自分自身の中でより多くの自由と許しを見出すことができました」
制作過程で彼女は、自身の音楽的ルーツを見つめ直すという興味深い試みを行ったそう。「特に厳しいライターズブロックに陥った後、子どもの頃から大人になるまでの私の大好きな曲のプレイリストを作る挑戦をしました」と語る彼女は、バンドメンバーにも同様のプレイリストを作ってもらい、それらを共有して長時間の対話を重ねたとのこと。
収録曲と注目ポイント
アルバム『Mirror Starts Moving Without Me』には全11曲が収録。すでに公開されている「Downhill」は、Rolling Stoneから「グランジな夏のスタナー」と絶賛され、NY Timesからも高い評価を獲得。収録曲「Villain」では激しい咆哮を聴かせる一方、「Montauk」では子守唄のような繊細な一面も見せており、バンドの多彩な音楽性が存分に発揮されています。