Fiji Blue(フィジー・ブルー)は、インディーポップ・シーンで注目を集める Trevor Deringによる音楽プロジェクト。切なさと希望が同居する歌詞世界と、ギターを軸にしたメロウなサウンドで支持を集めている。
Fiji Blueはフェニックス出身、ロサンゼルスを拠点に活動するアーティストとして紹介されており、John MayerやStevie Ray Vaughanからの影響を受けたことでも知られる。ストーリーテリング性の高いソングライティングと、インディーポップやR&Bの要素を取り入れた柔らかなサウンドが特徴だ。
Fiji Blueとは?
Fiji Blueの始まりは、Trevor DeringとValentin Fritzがバークリー音楽大学で出会ったことにさかのぼる。その後ロサンゼルスへ移り、Trevorがギターとボーカル、Valentinがプロデュースを担いながら音楽性を形作っていった。2018年11月には初期シングル「Indigo」を発表し、さらに「Space Makes Me Sad」などの楽曲で注目を集めるようになる。
その後は『Reasons You Should Care』(2021年)、『Goodbye』(2021年)、『I Loved You, What Happened?』(2022年)という3枚のEPを発表。これらの作品で累計3億回以上のストリーミングを記録し、2024年12月13日には待望のデビューアルバム『Glide』をリリースした。
Fiji Blueの代表曲は?
Fiji Blueの代表曲は、「Butterflies」「It Takes Two」「Waves」などが挙げられる。さらに「Outside」「Affection」「I Should’ve Told You」「Day by Day」「Space Makes Me Sad」も人気曲として知られている。
特に「Space Makes Me Sad」は、Fiji Blueの名前が広く知られるきっかけとなった1曲。初期から一貫して、やさしいメロディーとどこかセンチメンタルな空気感をあわせ持つ作風が、多くのリスナーを惹きつけている。
デビューアルバム『Glide』とは?
『Glide』は、Fiji Blueにとって初のフルアルバム。2024年12月13日にリリースされ、全11曲を収録した作品として発表された。
このアルバムでは、愛や喪失、関係の終わり、そして再出発といったテーマが描かれている。本人も「人生の転換期に書いたアルバム」と語っており、これまで以上にパーソナルな作品に仕上がっている。
制作にあたっては、トパンガでの1週間の制作期間の中で、1日1曲のペースで楽曲を書き進めたとのこと。ピアノやアコースティックギターを取り入れたアレンジによって、繊細で温かみのあるサウンドが全体を包んでいる。
『Glide』に込められた思い
『Glide』は、Fiji Blueのキャリアの中でも特に私的な感情が色濃く反映されたアルバム。愛情や喪失感、感謝、未来への思いが作品全体に込められており、聴き手それぞれの経験と重ね合わせながら味わえる1枚に仕上がっている。
本人は、この作品について「感情面でも、楽曲制作の面でも、まさにゼロからの再出発だった」と語る。関係の終わりや人生の変化に向き合う中で生まれた楽曲群は、Fiji Blueの新たな代表作として強い存在感を放っている。
先行曲「June」にも注目
『Glide』収録曲の中でも注目したいのが「June」だ。この曲は、妻Natashaとの未来の娘に向けて書かれた楽曲として紹介されている。ミュージックビデオにはNatashaの幼少期の映像も使用されており、アルバムの中でもとりわけ個人的な思いが込められた1曲となっている。
また、『Glide』に関連する楽曲としては、「Peppermint」「Start Over」「Angel」「One Last Time」なども挙げられる。これらの曲を通じて、アルバム全体の世界観により深く触れることができる。
まとめ
Fiji Blueは、Trevor Deringによるインディーポップ・プロジェクトとして、切なさと希望をあわせ持つ独自の音楽世界を築いてきた。初期シングルや3枚のEPで注目を集め、「Butterflies」「It Takes Two」「Waves」などの代表曲でリスナーを増やし、2024年には初のフルアルバム『Glide』を発表した。
『Glide』は、愛や喪失、人生の転換点を静かに見つめる作品であり、Fiji Blueのこれまでとこれからをつなぐ重要な1枚である。Fiji Blueをこれから聴く人は、まず代表曲とあわせて『Glide』をチェックしてみると、その魅力が伝わりやすいだろう。



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