カナダ出身のR&Bシンガーソングライター、Daniel Caesar(ダニエル・シーザー)が、通算4枚目となるスタジオアルバム『Son of Spergy』を2025年10月24日(金)にリリース!
代表曲「Get You(feat. Kali Uchis)」や「Best Part(feat. H.E.R)」で知られる彼が、新たなステージへと踏み出す注目作です。
感情と深みを増すサウンド。新章の幕開けを告げる先行シングル
本作に先駆けて、「Have a Baby (With Me)」「Call on Me」「Moon (feat. Bon Iver)」の3曲が公開されました。
「Have a Baby (With Me)」は親密さと切なさを描いたR&B/ソウルソング。
「Call on Me」では、インディーやオルタナティブロックとR&Bを融合させた新しいアプローチを披露。
「Moon」はインディーフォークアーティストのBon Iverを迎えた幻想的な一曲で、柔らかなギターとピアノに包まれながら、孤独と希望の間で揺れる心情を描いた作品です。
豪華アーティストが参加。ジャンルを越えたコラボレーション
『Son of Spergy』には、Sampha、Blood Orange、Yebba、Bon Iver、Clairoら実力派アーティストが名を連ねています。
さらに、Daniel Caesarの父 Norwill Simmondsが「Baby Blue」に参加。家族をテーマにした深いメッセージ性が感じられる注目の楽曲です。
収録曲には「Root of All Evil」「Emily’s Song」「Sins of the Father」など、宗教や家族、自己探求を感じさせるタイトルが並びます。作品全体を貫くテーマを象徴するラインアップです。
《『Son of Spergy』トラックリスト》
- Rain Down (Feat. Sampha)
- Have a Baby (With Me)
- Call On Me
- Baby Blue (Feat. Norwill Simmonds)
- Root Of All Evil
- Who Knows
- Moon (Feat. Bon Iver)
- Touching God (Feat. Yebba & Blood Orange)
- Sign Of The Times
- Emily’s Song
- No More Loving On (On Women I Don’t Love) (Feat. 646yf4t)
- Sins Of The Father (Feat. Bon Iver)
父と信仰をめぐる物語。最もパーソナルなアルバム
BillboardのインタビューでDaniel Caesarは本作について、
「これは宗教の話でもあるけれど、それ以上に“父”についてのアルバムだ。子どもの頃、父はまるで神のような存在だった」と語っています。
恐れ、尊敬、愛情。人が誰しも抱える複雑な感情を音楽で掘り下げた作品です。
彼のキャリアの中でも、最もパーソナルで内省的なアルバムといえるでしょう。
“Never Enough”を超えて。R&Bの新時代を切り拓く一枚
前作『Never Enough』(2023年)では新たなサウンドを探求してきたDaniel Caesar。
『Son of Spergy』では、さらに感情的で人間的なテーマへと踏み込んでいます。
R&B、インディー、オルタナティブが交差するサウンド。
心の奥に響く言葉と旋律が重なり合う、成長と挑戦のアルバムです。
まとめ。心の奥に届く“魂の音楽”
デビュー以来、繊細な感情表現と美しいメロディでリスナーを魅了してきたDaniel Caesar。
『Son of Spergy』は、そんな彼の成長と原点が交わる“魂のアルバム”。
内面の葛藤を音で描くような深い作品であり、R&Bの新たな地平を感じさせる注目作です。


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