claire rousay(クレア・ラウジー)が『sentiment remix』を発表─オリジナルを超えて進化する、新しいリミックスの形

New Music

claire rousay(クレア・ラウジー)が高い評価を受けたアルバム『sentiment』のリミックス集となる『sentiment remix』を2024年12月6日にリリース!本作は、『sentiment』のリミックス集で、単なるリミックスの域を超え、”リミックス”という概念そのものを新たに定義し直すような意欲作です。

claire rousayの率直な心の揺れや豊かな感情表現は、彼女の旺盛なコラボレーション精神と融合し、『sentiment remix』の収録曲にも染み渡っています。彼女は、リミックスバージョンだけが人々の記憶に残るとしても、全く構わないといい、その理由を「というのも、これらの作品は、リミックスというよりも、アルバムとのコラボレーションや、アルバムの新しい展開のように感じられるからです」と語っています。

アーティストたちが紡ぐ新しい解釈

プライベートな詳細が織り込まれた『sentiment』において、特筆すべきはclaire rousayの開放的な制作姿勢と、彼女が持つ広範な音楽コミュニティとのつながりです。この要素が『sentiment remix』に、さらなる感情の深みを与えています。

コラボレーターとして、claire rousayと同郷のテキサス出身のエンジニアAndrew Weathers、常連コラボレーターのmore eaze、LAを拠点に活動するサックス奏者Patrick Shiroishiなど、彼女の個人的にも音楽的にも親しい仲間たちが参加。さらに、オリジナルアルバムでは実現できなかった夢のコラボレーションも実現。各アーティストは好みの楽曲を自由に選び、まったく新しい解釈で作品を再構築しています。

その結果、グリッチーなビートの実験から心地よいジャズ・アレンジ、官能的なR&Bのグルーヴ、そして深い余韻を残すアンビエント・サウンドまで、『sentiment remix』には実に多彩な楽曲たちが収められることになりました。

解釈の自由が生む新たな広がり

リミックス制作について、claire rousayは次のように語ります。「私は、この音楽をこう聴くべきだ、という押しつけは避けたいんです。このアルバムは、もともと自由な解釈に開かれた作品であってほしいと考えていました」

「ライブでは、各都市で異なるミュージシャンと演奏します。例えばAMULETSのギタリスト、Randall Taylorさんのように。そして彼らのパフォーマンスも、完全に彼ら自身の解釈に委ねています。このレコードは、形を変えながら進化していく作品であってほしかったんです。楽曲の構造はしっかりしていますが、だからこそ、リミックスを通じて新しい視点のための余白を作りたいと考えました」

オリジナルの魅力を保ちながらも、まったく新しい音楽体験が期待される『sentiment remix』。私たちリスナーは、アーティスト同士の化学反応が生み出す、予測不可能な音楽の広がりを体感できることでしょう。

新作『sentiment remix』のオリジナルである『sentiment』も要チェック!