Aloe Blacc(アロー・ブラック)のプロフィール
Aloe Blacc(アロー・ブラック)こと本名 Egbert Nathaniel Dawkins IIIは、1979年1月7日にパナマ系移民の両親のもとカリフォルニア州オレンジ郡(ラグナヒルズ)に生まれたアメリカのシンガー・ソングライター、ラッパー、プロデューサー。
サルサ、メレンゲ、クンビアといったラテン系音楽に囲まれて育ち、9歳の頃にはすでにラップの詞を書き始めていたいう。10代でヒップホップに傾倒し、17歳で最初のミックステープを発表。1995年にはプロデューサーのExileとヒップホップ・デュオEmanonを結成し、アンダーグラウンド・シーンで活動をスタート。
その後ソロ活動へと軸足を移すと、2006年にStones Throw Recordsと契約、デビュー・アルバム『Shine Through』をリリース。2010年発表の2ndアルバム『Good Things』に収録された「I Need a Dollar」は、HBOドラマ『How to Make It in America』のテーマ曲に起用されて大ヒットし、同作はダブル・プラチナを記録した。
2013年には、スウェーデンのDJ/プロデューサー Aviciiとの共作曲「Wake Me Up」で歌唱・作詞を担当。世界22カ国でチャート1位を記録する世界的ヒットに。同年発表の3rdアルバム『Lift Your Spirit』は最優秀R&Bアルバム部門でグラミー賞にノミネートされている。また、シングル「The Man」は英国シングルチャートで1位を獲得し、Beats by Dreのコマーシャルにも起用された。
2020年には父親としての視点から綴った『All Love Everything』を発表するなど、ソウル、フォーク、ポップを横断しながら、一貫して「肯定・鼓舞・動機づけ(Affirmation, Inspiration, Motivation)」をテーマに掲げた音楽を作り続けている。
最新アルバム『Stand Together』で音楽で社会変革の灯をともす
2025年2月28日にリリースされたアルバム『Stand Together』には、社会変革への強い意志と希望が込められている。
U2のBonoとの偶然の出会いが生んだ代表曲「One Good Thing」は、Martin Luther King Jr.博士の教えを現代に再解釈。対立する相手の中にある「一つの良いこと」を見出す姿勢は、分断された現代社会へのメッセージそのものだ。
アルバム『Stand Together』の特徴は、各楽曲が具体的な慈善活動とリンクしている点。例えば「Don’t Go Alone」は、薬物依存からの回復支援コミュニティThe Phoenixとコラボレーション。Marvin Gaye「What’s Going On」のリメイクは、社会的分断への省察を促している。
アルバム『Stand Together』トラックリスト:
- Stand Together
- Breakthrough
- Grow Together
- What’s Going On
- Love in Control
- My World
- Don’t Go Alone
- One Good Thing
- Not on My Watch
- Never Let You Down
- Daddy Told Me So
- Shine
『Stand Together』では、Stargate、DJ Khalil、Hunter Hayesといった一流プロデューサーとのコラボレーションにより、ポップ、R&B、ソウルの境界を超えた革新的なサウンドを実現させた。音楽を通じて社会に希望の光を灯す、まさに現代のミュージシャン・アクティビストの真骨頂といえる作品だ。
アルバム『Stand Together』は、音楽が持つ究極の力—変革し、つなぎ、希望を与える力—を体現した、2025年最注目の音楽アルバムのひとつだといえるだろう。




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