ベトナム系アメリカ人のKeshi(ケシ)は、普遍的なフックと没入感のあるメロディーを融合させた楽曲が特徴のシンガー・ソングライター。
2019年から2020年にかけて発表したEP三部作「skeletons」「bandaids」「always」で知名度を上げた彼は、2021年公開のマーベル映画『シャン・チー/テン・リングスの伝説(原題:Shang-Chi and the Legend of the Ten Rings)』に楽曲「War With Heaven」を提供し、国際的な舞台での存在感も高めました。
Keshiの才能は音楽業界だけでなく、ファッションやテクノロジー業界からも注目を浴びており、これまでにYSL、フェンダー、マイクロソフト、フェンディなど、数々のトップブランドとのコラボレーションを経験。これにより、彼は単なるミュージシャンに留まらず、様々な分野で影響力を発揮するアーティストとして進化を遂げています。
デビュー・アルバム『GABRIEL』での成功
2022年にリリースされたデビュー・アルバム『GABRIEL』は、Keshiのキャリアにおいて重要なマイルストーンとなりました。このアルバムは、数十億回のストリーミングを記録し、ビルボード200のトップ20にランクイン。さらに、アルバムセールスチャートでもトップ5に入るなど、圧倒的な成功を収めました。「LIMBO」「UNDERSTAND」「GET IT」などの楽曲は、彼の代表作としてファンから愛されています。
『GABRIEL』を引っさげたツアーでは、ニューヨークのラジオシティ・ミュージックホールやロサンゼルスのグリーク・シアターでの公演をソールドアウトさせ、Keshiが世界的なスターとしての地位を確立したことを証明しました。
2024年、最新アルバム『Requiem』でさらなる高みへ
2024年9月20日に待望のセカンド・アルバム『Requiem』をリリース。本作では、Keshiがさらに進化した音楽的探求を見せ、死や目的といった深いテーマに挑んでいます。収録曲の「Just To Die」や「Requiem」といった楽曲は、追憶や不滅というテーマを美しいサウンドで描き、彼の音楽の新たな側面を引き出しています。
アルバムに先駆けてリリースされたシングル「Say」は、Keshiのシティ・ポップへの憧れを反映させたムーディーな楽曲で、そのビジュアルも話題に。ソウルで撮影されたというシネマティックなMVは、現代の孤独感とKeshiのパーソナルな感情を見事に表現しています。
Keshiは、アルバム『Requiem』を携えて世界規模のアリーナツアーを開催予定です。デビューからわずか数年で音楽業界を席巻し続ける彼は、今後もさらなる成長を遂げることは間違いありません。Keshiのキャリアはさらに輝きを増していくことでしょう。