10年以上にわたりインディーポップバンド、MUNAのフロントウーマンとして活動してきたKatie Gavin(ケイティ・ギャビン)が初のソロアルバム『What A Relief』をSaddest Factory Recordsから2024年10月25日にリリース!NMEの最新インタビューで彼女はアルバム『What A Relief』に秘めた思いについて語っています。
アコースティックギターを基調としたフォークとカントリーの要素を織り交ぜた『What A Relief』は、彼女の音楽的ルーツへの帰還ともいえる作品。アルバムについてKatie Gavinはつぎのようにコメントしています。
「Sarah McLachlan、Tracy Chapman、Tori Amos、Fiona Apple──私が育った環境にはそういった音楽が溢れていました。MUNAを始めたのは、ダンスミュージックという異なる世界を探求したかったから。でも、カントリーやシンガーソングライターの音楽は、私の原点なんです」
7年の歳月を経て紡ぎ出された物語
『What A Relief』は7年の歳月をかけて制作されました。アルバムの制作過程で重要な役割を果たしたのが、インディーロックシーンで注目を集めるアーティストであり、Saddest Factory Recordsの主宰者でもあるPhoebe Bridgersだったそう。Katie Gavinは、Phoebe Bridgersとの制作過程について「15〜20曲ある中から、PhoebeとプロデューサーのTony Bergと私で、アルバムに収録する楽曲を選びました」と明かしました。
ちなみに、アルバムのオープニングを飾る「Casual Drug Use」は、当初MUNAの楽曲として構想されていたとのこと。
Mitskiとの夢の共演が実現
『What A Relief』のハイライトの一つが、Katie Gavinの憧れの存在であるMitskiをフィーチャーした「As Good As It Gets」です。
KatieはMitskiとのコラボレーションを「彼女はとても話しやすい方で、いつも支援的です。“もしかしたら実現するかもしれない”という気持ちで声をかけてみたら、すぐに快諾してくれました」と振り返り、続けて「彼女の歌声のニュアンスの付け方は本当に素晴らしい。インテリジェントな選択をするんです」と称賛しています。
Taylor Swiftとの思い出と、これから
最近ではTaylor Swiftの「The Eras Tour」のサポートアクトも務めたKatie Gavin。彼女は、サポートアクトを務めたときのことを「あの巨大なステージは本当に遊び場みたいで。ただもう走り回ってばかりでした」とし、「Taylorは素晴らしいビジネスセンスを持っていて、関わる全ての人への配慮が行き届いている。それが彼女のショーを特別なものにしているんです」とコメント。
Katie Gavinは改めて『What A Relief』について「このアルバム制作を通じて、私は自分一人でもレコードを作れるということを学びました」と語り、最後に「でも一番の望みは、14歳の私がそうだったように、誰かの人生の大切な一部になること。それが私にとって最高の出来事になるはずです」と締めくくりました。
RELEASE INFORMATION
Album Title: 『What A Relief』
Release Date: 2024年10月25日
Label:Saddest Factory Records