ニューヨークのネオR&Bシンガー Jak Lizard(ジャック・リザード) が、最新EP『Dancing On The Map』を2025年8月29日にリリースしました。ポジティブなグルーヴと遊び心あるサウンドで注目を集めてきた彼が、これまで以上に自由で色鮮やかな表現に挑んだ作品です。
『Dancing On The Map』とは?
本作は、プロデューサー Harris Mac とのセッションを中心に制作された全5曲のEP。ニューヨーク州チャタムのスタジオで夏の間に書き上げられた楽曲群は、ジャック自身が「音のパーティ」と表現するほどにエネルギッシュで解放的です。
無数に重ねられたシンセサイザー、煌めくリズム、そしてジャックのハイトーン・ヴォイスが重なり合い、まるで地図上を自由に踊るようなサウンドが広がります。
収録曲は以下の通り:
- Chickadee
- 101
- Innovative
- Shake Up
- In The Pocket
「Chickadee」は、すべての楽器を手掛けた Wesley Harper によるエモーショナルな楽曲で、感情の進化をテーマにした作品。その他の4曲はHarris Macとの共同制作で、愛や喜び、創作の楽しさを詰め込んだ“時間のカプセル”のような楽曲群となっています。
Jak Lizardというアーティスト
Jak Lizardは、デビュー作『Shine to Rise』で注目を集めたネオR&Bシンガー。チャンス・ザ・ラッパーのグラミー受賞曲を手掛けたBlasttraxのメンバー、イヴァン・ジャクソンを迎えて制作された同作は、日本限定CDとしてリリースされ、大きな話題となりました。
「パステルカラーのポスト・マローン」とも評されるその高音ヴォイスとポジティブな世界観で、シカゴやNYのシーンから支持を獲得し続けています。
聴きどころと魅力
『Dancing On The Map』は、ジャズやソウルをベースにしながら、シンセサウンドとコーラスを重ねたカラフルな音作りが特徴です。歌詞は愛や自己表現を最大限に描き出し、“lyrically maximalist(歌詞的にも最大主義)”と本人が語るように、言葉の遊び心が全編に散りばめられています。
EP全体を通じて漂うのは「喜び」と「冒険」。初めての恋や音楽制作の楽しさを真っ直ぐに描き出し、聴く人の心を自然と軽くしてくれる一枚です。
まとめ
Jak Lizardの『Dancing On The Map』は、ジャンルを越えて楽しめるカラフルで解放的な作品です。ポジティブなネオR&Bを求めるリスナーにとって必聴のEPであり、彼の音楽的進化を感じ取れる一枚といえます。
次なるフルアルバムへの期待も高まる今、まずはこのEPで彼の新しい世界を体験してみてください。
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