Bay Ledges(ベイ・レッジズ)、セカンド・アルバム『Rivers』はこれまでで最も実験的かつ感情的な仕上がりに!

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Photo from Bay Ledges's Facebook

Bay Ledges(ベイ・レッジズ)は、Zach Hurdによるインディー・エレクトロ・ポップ・プロジェクト。

エレクトロニックな要素とアコースティックな要素を融合させた軽快でリラックスしたサウンドが特徴です。

Bay Ledges(ベイ・レッジズ)とは?

Zach Hurdは、2015年に故郷のメイン州沿岸部の小さな町からロサンゼルスに引っ越した後、寝室でBay Ledgesとして活動を開始。このプロジェクトは、何の期待もなく、楽しくてクリエイティブなサウンドを作ろうという試みから始まったとのこと。

気負いがないせいか、切り刻まれたギター・ライン、遊び心のあるビートといった、どこか懐かしさを感じさせるソウルフルでグリッチな楽曲がつぎつぎに誕生しました。

2016年に発表したシングル「Safe」がSpotifyのグローバル・バイラル・チャートで3位にランクインし、一躍スターダムへ。

その後、数年間はアメリカとカナダをツアーし、Yoke Lore、Magic City Hippies、The Palmsといったアーティストとステージを共にしました。

2020年には、ツアーから離れ、作曲、プロデュース、ミキシングなど、より個人的な音楽制作のプロセスに戻ることに。

同年にEP『New Daze』を発表すると、Zach Hurdは荷物をまとめてメイン州に戻りました。現在は、カリフォルニア州北部に移住し活動しています。

Bay Ledges(ベイ・レッジズ)の最新アルバム『Rivers』

2024年8月16日にリリースのBay Ledgesのセカンド・アルバム『Rivers』は、Zach Hurdが、家族の死をきっかけに書いたもので、愛、喪失、変化についての深い反省が込められています。

『Rivers』は、Zach Hurdがカリフォルニア州北部に移住する前に、メイン州のアンドロスコギン川沿いの自宅スタジオで制作されました。彼は川沿いを散歩しながらアイデアを録音し、それがアルバムの制作に大きな影響を与えたと語っています。

「この3年間、川は僕の人生の大部分を占めるようになった。アルバムの制作に取り掛かっては、休憩時間に川沿いを歩き、思いついたアイデアをボイスメモに録音していた。しばらくして、川は曲作りを含め、いろいろなことのメタファーだと気づいた。私にとっては、川で釣りをするようなもので、何かが得られるか得られないかのどちらかであり、それを強制することはできない。その中に多くのパワーと魔法があると思う」

2022年のデビュー・アルバム『Ritual』に続く今作は、前作の万華鏡のようなサウンドをさらに発展させ、曲作りやプロダクションにさらに自由なアプローチを取り入れた結果、これまでで最も実験的かつ感情的な仕上がりに。

最新アルバム『Rivers』には、父親と祖父母の遺灰を撒いた後に書かれた解放と新たな始まりについての瞑想的なインディーポップ・トラック「Setting Free」、ダウンテンポのエレクトロニック・バラード「Silver」、2023年のシングル「Sylvia (Nanana)」などが収録されます。